WORKSHOP

GREEN SIDE TABLE

サイズ

天板:180φx30t 全長:330

素材:カバザクラ、ウォールナット

所要時間:30min

tool:銑、テノンカッター、ナイフ

テノンカッターでテーブルの足部分の仕口を削り出します。

足に使用する生木は森を整備するために切り出された雑木なのですが、職人によって家具に向いている樹種が選定されているので選べる樹種は様々ですがどの樹種を選んでも最適なプロダクトが作れるように工夫されています。もちろん天然素材なので、樹形の太さや枝ぶりは一つとして同じものはありません。枝選びから削り出しの加減などで本当に印象の違うプロダクトが出来上がります。

生木の状態で削りだすため野菜を削っているようにサクサクと削れます。

加工後は徐々に乾燥していき、家具の強度へと変質していきます。

天板に使用されている木材は、一点一点が職人の手によって削り出されて磨き上げられています。30ミリ厚という極厚の天板が高級感を演出してくれます。

天板だけでも十分使えそうな仕上がりですが、他のワークショップではまず見ることはないのではないでしょうか。

最後に足の長さを揃え、エッジの面を作業台である「ウマ」と「銑」とう刃物を使って仕上げます。

「銑」は職人が使う専門の道具ですが、両手で使用するため力の調整がしやすく子供でも扱いやすい道具です。そのためki.no.miのワークショップではナイフワークではなく比較的安全な「銑」を使うようにしています。

ワークショップでは職人が直接、道具の使い方や工程を説明してくれます。

自分の手で作るということは、その分自由度の高い制作ができるということだと考えています。基本的な工程はありますが作り方に慣れてくれば、できる限り作りたい形へと調整することができます。直接対話を通して作り上げる良さの一つです。